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北海道支部オンラインセミナー開催(札幌:5/15)


北海道支部では、5月15日(日)に札幌市でオンラインセミナーを開催いたしました。


会場の札幌コンベンションセンターには、北海道大学病院呼吸器内科 特任教授の辻野一三先生と札幌医科大学附属病院循環器・腎臓・代謝内分泌内科 准教授の橋本暁佳先生にご参加いただき、辻野先生には「医学生は肺高血圧症の何をどう学んでいる?そこで足りないものは?」、 橋本先生には「肺高血圧症の運動療法」という内容でご講演いただきました。

ご講演後には、パネルディスカッションを行い、「無理のない運動負荷の増やし方」や「あなたにとっての患者会とは」について理事の小林さん、吉田さんと共にお話しいただきました。


その後、質疑の時間となりましたが、時間の都合で会場で回答できなかった質問についてこちらに紹介させていただきます。


Q.最近、左胸背痛が出始めましたが、悪化の兆候なのか教えてください。


橋本暁佳先生からのご回答

一般的には、肺高血圧症では左胸背部痛といった症状が出ることは、それ程多く

はないと思います。質問をくださった方が、慢性血栓塞栓性肺高血圧症であるな

ら、肺動脈血栓症が再発した場合には、胸背部痛が出ることはあるかもしれませ

ん。その場合、以前にも同じ症状があったか、が、再発か別の原因かを突き止め

る目安になると思います。かかりつけの先生に御相談いただければ、再発かどう

かは、検査で確実に判明すると思います。


もし、慢性血栓塞栓性肺高血圧症以外であるなら、肺高血圧症に関連している可

能性は、低いように思います。考えられる原因は、肋間神経痛、胸膜炎、筋肉痛

などですが、何か特別な原因で肺高血圧がかかわっている可能性はゼロではあり

ません。その点についても、かかりつけの先生が、最も確実に診断してくださる

と思います。

(以上)


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